骨折のリハビリ・症状・治療など整形外科学の勉強ブログ＞下肢関節の機構
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下肢関節の機構
下肢関節の機構
大腿骨における傾斜角度とは？
頚体角といい角度は１２０～１３０度。
機能的にどのような機能があるか？
機能としてはこの頸体角がることによって
上半身の荷重を分散することができる。
大腿骨への負担が少なくなる。
股関節の靱帯の作用とは？腸骨大腿靱帯
股関節の過外旋・伸展を制限する
恥骨大腿靱帯
股関節の外旋・外転を制限する
坐骨大腿靱帯
股関節屈曲位における内旋を制限する
膝関節の運動において関節包内運動である軸回転、転がり・滑りとは？膝関節が屈曲伸展するに伴って、
回転軸となる瞬間中心が移動する。
この運動を転がりと言う。
なぜこの運動が起きるのかというと、
大腿脛骨関節の関節面の大きさが異なるからである。
2つの異なった関節面が帳尻よく運動するには
、膝関節の完全伸展から屈曲時に転がり運動を起こし、
徐々に滑り運動も加え、最終段階では滑り運動だけになる。
膝関節が単なる蝶番関節でないのはなぜか？
膝関節の屈伸運動は、転がりと滑りの複合運動であり、
蝶番関節ではなく、多軸関節ということになる。
終末強制回旋運動(スクリューホームムーブメント)とは？
膝関節最終伸展時に脛骨は大腿骨に対し、
１５°程度の外旋運動を起こし、膝関節が最も安定した肢位に導かれる。
(ねじ込み運動とも言う)
何故このようなことが起きるかというと、
骨内側顆の方が外側顆より長いため、
膝の屈伸に際して、大腿骨外側顆は内側顆に比べると、
より早く転がる。このことが原因となって自動回旋は起こる。
膝蓋骨の機能とは？膝関節の保護装置
膝関節は表層にあるため、前方からの圧力、衝撃を保護する。
大腿四頭筋筋力の伝達装置
大腿四頭筋のレバーアームを長くできることで、
強力な伸展力を発揮することが出来る。
膝の回転能率増進装置などの意義を持つ
膝半月板の機能とは
*ショック・アブソーバー
*滑液を介して関節面への栄養補給
*適合性の悪い脛骨大腿関節面を補正し安定性を高める
大腿骨を前方から見て、大腿骨顆の非対称性について
大腿骨顆部は外側が高く形成される。
これは、大腿四頭筋のQ角のため、屈伸の伴う膝蓋骨の上下移動時の膝蓋骨外方変位を防ぐように膝蓋骨滑車面は非対称的になっている。
膝関節の静的安定機構と動的安定機構とは
静的安定機構
靱帯や関節包による支柱性のこと。
内側側副靭帯：伸展位で緊張、脛骨の回旋を制御、
外反不安定防止、内側半月と結合。
外側側副靱帯：伸展位で緊張、屈曲位で弛緩。
前十字靱帯 ：伸展位で緊張、
脛骨の前方への滑り出しを制御。
後十字靭帯 ：伸展位で弛緩する、
脛骨の後方への滑り出しを抑制
他に腸脛靭帯、弓状靭帯、外側関節包性靭帯がある。
動的安定機構：
膝関節の運動の生理的範囲の逸脱を防止する機構で、
膝関節の筋がその役割を果たす。
特に、内側および外側を走る筋が重要。
外反方向への制御機構：縫工筋、薄筋、半腱様筋（鵞足）
半膜様筋、腓腹筋内側頭
内反方向への制御機構：大腿二頭筋、腓腹筋外側頭
前後方向への支持機構：大腿四頭筋及び膝屈筋群の収縮が
及ぼす作用
瞬間回旋中心の軌道にとは
膝関節屈曲、伸展時に回転軸となる。
瞬間中心軸といい、
大腿骨果部に『ノ』の字を描くように移動する。
瞬間回旋中心の軌道と、
運動パターンを定める解剖学や運動学の要素は、
次のとおりである。
関節面の形状
靭帯によるコントロール
筋の協調運動による偶力（force couple）の作用
膝関節における屈曲運動では定まった回旋中心を持たない。
屈曲・伸展に伴って回転軸（瞬間中心）は移動する。
その時、大腿骨関節面が脛骨関節面上を転がる。
最終伸展時に脛骨は大腿骨に対し１５°程度の外旋運動を起こし
膝関節が最も安定した肢位に導かれる。
（ねじり込み運動screw‐home movement）
踵骨載距突起の役割とは
足の横アーチを維持し、偏平足にならないように支えている。
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大腿骨における傾斜角度とは？
頚体角といい角度は１２０～１３０度。
機能的にどのような機能があるか？
機能としてはこの頸体角がることによって
上半身の荷重を分散することができる。
大腿骨への負担が少なくなる。
股関節の靱帯の作用とは？腸骨大腿靱帯
股関節の過外旋・伸展を制限する
恥骨大腿靱帯
股関節の外旋・外転を制限する
坐骨大腿靱帯
股関節屈曲位における内旋を制限する
膝関節の運動において関節包内運動である軸回転、転がり・滑りとは？膝関節が屈曲伸展するに伴って、
回転軸となる瞬間中心が移動する。
この運動を転がりと言う。
なぜこの運動が起きるのかというと、
大腿脛骨関節の関節面の大きさが異なるからである。
2つの異なった関節面が帳尻よく運動するには
、膝関節の完全伸展から屈曲時に転がり運動を起こし、
徐々に滑り運動も加え、最終段階では滑り運動だけになる。
膝関節が単なる蝶番関節でないのはなぜか？
膝関節の屈伸運動は、転がりと滑りの複合運動であり、
蝶番関節ではなく、多軸関節ということになる。
終末強制回旋運動(スクリューホームムーブメント)とは？
膝関節最終伸展時に脛骨は大腿骨に対し、
１５°程度の外旋運動を起こし、膝関節が最も安定した肢位に導かれる。
(ねじ込み運動とも言う)
何故このようなことが起きるかというと、
骨内側顆の方が外側顆より長いため、
膝の屈伸に際して、大腿骨外側顆は内側顆に比べると、
より早く転がる。このことが原因となって自動回旋は起こる。
膝蓋骨の機能とは？膝関節の保護装置
膝関節は表層にあるため、前方からの圧力、衝撃を保護する。
大腿四頭筋筋力の伝達装置
大腿四頭筋のレバーアームを長くできることで、
強力な伸展力を発揮することが出来る。
膝の回転能率増進装置などの意義を持つ
膝半月板の機能とは
*ショック・アブソーバー
*滑液を介して関節面への栄養補給
*適合性の悪い脛骨大腿関節面を補正し安定性を高める
大腿骨を前方から見て、大腿骨顆の非対称性について
大腿骨顆部は外側が高く形成される。
これは、大腿四頭筋のQ角のため、屈伸の伴う膝蓋骨の上下移動時の膝蓋骨外方変位を防ぐように膝蓋骨滑車面は非対称的になっている。
膝関節の静的安定機構と動的安定機構とは
静的安定機構
靱帯や関節包による支柱性のこと。
内側側副靭帯：伸展位で緊張、脛骨の回旋を制御、
外反不安定防止、内側半月と結合。
外側側副靱帯：伸展位で緊張、屈曲位で弛緩。
前十字靱帯 ：伸展位で緊張、
脛骨の前方への滑り出しを制御。
後十字靭帯 ：伸展位で弛緩する、
脛骨の後方への滑り出しを抑制
他に腸脛靭帯、弓状靭帯、外側関節包性靭帯がある。
動的安定機構：
膝関節の運動の生理的範囲の逸脱を防止する機構で、
膝関節の筋がその役割を果たす。
特に、内側および外側を走る筋が重要。
外反方向への制御機構：縫工筋、薄筋、半腱様筋（鵞足）
半膜様筋、腓腹筋内側頭
内反方向への制御機構：大腿二頭筋、腓腹筋外側頭
前後方向への支持機構：大腿四頭筋及び膝屈筋群の収縮が
及ぼす作用
瞬間回旋中心の軌道にとは
膝関節屈曲、伸展時に回転軸となる。
瞬間中心軸といい、
大腿骨果部に『ノ』の字を描くように移動する。
瞬間回旋中心の軌道と、
運動パターンを定める解剖学や運動学の要素は、
次のとおりである。
関節面の形状
靭帯によるコントロール
筋の協調運動による偶力（force couple）の作用
膝関節における屈曲運動では定まった回旋中心を持たない。
屈曲・伸展に伴って回転軸（瞬間中心）は移動する。
その時、大腿骨関節面が脛骨関節面上を転がる。
最終伸展時に脛骨は大腿骨に対し１５°程度の外旋運動を起こし
膝関節が最も安定した肢位に導かれる。
（ねじり込み運動screw‐home movement）
踵骨載距突起の役割とは
足の横アーチを維持し、偏平足にならないように支えている。
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