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膝内障

膝内障とは

膝関節は抗生骨の形が不安定であるので、
半月、十字靭帯、側副靭帯によって補強されている。
それらの障害を一括して膝内障とよんでいる


半月損傷とは
わが国では外側半月損傷のほうが多い。
これは円板状半月が外側に多いことによる
(円盤状半月は断裂しやすい)。欧米では内側が多い

原因
内側半月の損傷は、
下肢が荷重されて屈曲外転位で
大腿が急に内旋されたとき、
または大腿が固定されて下腿が急に外旋する時に
おこる

外側半月の受傷機転は内側の場合と逆である

症状
急に関節の内あるいは外側に疼痛がおこり、
完全伸展不能となり、尖
足位でなるべく荷重しないようにして歩く
関節は血液・滲出液のため腫脹する

McMurrayテスト、Apleyテスト陽性

Watson Jonesテスト:
膝伸展位を強制すると疼痛を訴える

陳旧例ではときどき滲出液が溜まったり、
嵌頓症状lockingをおこす

治療
半月は辺縁部以外には血管分布がなく、
損傷部の修復がほとんど不能であり、
手術的に半月を摘出することが多い
損傷の型によっては断裂部の部分切除でよい
最近は関節鏡視下に摘出術が行われる
縫合術が多いがDrの好みである
(縫合では元の状態にもどるのが、時間がかかり、スポーツ復帰も遅れる。
切除ではスポーツ復帰などの時間は速いが、将来的にOAとなる恐れがある)


十字靭帯損傷とは
前十字靭帯では引き出し現象、ラックマンテスト
後十字靭帯では押し込み症状が陽性に出る。
回旋不安定性も生じる。不安定膝とよばれる
大腿四頭筋が強力であれば断裂による障害はすくないが、
近年は十字靭帯の縫合術や形成術(再建術)がよく行われる


側副靭帯損傷とは
スキーなどによる外傷で起こる
内側が多い
側方動揺性を示す不安定膝である

治療
動揺性の少ないものにはギプス固定、高度のものには新鮮例では縫合術、陳旧例では靭帯形成術も行われる

複合損傷も多い。前十字靭帯、内側側副靭帯、
内側半月の合併症はunhappy triadとよばれ予後が悪い


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