骨折のリハビリ・症状・治療など整形外科学の勉強ブログ>上腕骨顆上骨折
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上肢の骨折
上腕骨顆上骨折
小児が手をついて倒れて肘関節を傷めたと聞いたら、まずこの骨折の可能性を考える
肘伸展位でおこる伸展骨折が多い。
屈曲骨折は稀である
変形は肘関節後方脱臼に似て、伸展骨折では、
肘頭が後方に突出、屈曲骨折では前方に突出する。Huter三角には乱れはない。
合併症
本骨折は肘部に著名な腫脹を生じるため、
鋭角位固定の場合はもちろん、
鈍角位であっても循環障害を起こす危険があり、
急性阻血症状5P’sを起こしやすい
※5P’s:
疼痛pain、蒼白paleness、
しびれ感などの異常知覚paresthesia
脈拍消失pulseless、運動麻痺paralysis
正中神経、橈骨神経麻痺を合併することがある
整復が不完全な場合にしばしば内反肘変形をきたす
治療:
全身麻酔下で徒手整復を行う。
肘関節屈曲位(通常90°)でギプスシーネで固定する。骨片が不安定な時に鋭角位で安定性が得られることが多いが、循環障害を起こしやすい(Volkmann阻血性拘縮)
上腕骨外顆骨折
小児では顆上骨折に次いで頻度が高い
前腕伸筋群の牽引により骨片の回転を起こし、
多くは観血的整復が困難で手術を必要とする
転位が放置されると偽関節を生じやすい
外反肘変形により遅発性尺骨神経麻痺を起こすことが多い(過緊張によるもの)
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小児が手をついて倒れて肘関節を傷めたと聞いたら、まずこの骨折の可能性を考える
肘伸展位でおこる伸展骨折が多い。
屈曲骨折は稀である
変形は肘関節後方脱臼に似て、伸展骨折では、
肘頭が後方に突出、屈曲骨折では前方に突出する。Huter三角には乱れはない。
合併症
本骨折は肘部に著名な腫脹を生じるため、
鋭角位固定の場合はもちろん、
鈍角位であっても循環障害を起こす危険があり、
急性阻血症状5P’sを起こしやすい
※5P’s:
疼痛pain、蒼白paleness、
しびれ感などの異常知覚paresthesia
脈拍消失pulseless、運動麻痺paralysis
正中神経、橈骨神経麻痺を合併することがある
整復が不完全な場合にしばしば内反肘変形をきたす
治療:
全身麻酔下で徒手整復を行う。
肘関節屈曲位(通常90°)でギプスシーネで固定する。骨片が不安定な時に鋭角位で安定性が得られることが多いが、循環障害を起こしやすい(Volkmann阻血性拘縮)
上腕骨外顆骨折
小児では顆上骨折に次いで頻度が高い
前腕伸筋群の牽引により骨片の回転を起こし、
多くは観血的整復が困難で手術を必要とする
転位が放置されると偽関節を生じやすい
外反肘変形により遅発性尺骨神経麻痺を起こすことが多い(過緊張によるもの)
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骨折と合併症
骨折と合併症
骨折治癒遅延因子
血行状態が悪い時も治癒が悪い
(大腿骨頚部、脛骨中下1/3、手の舟状骨、距骨)
Sudeck骨萎縮
骨折や外傷後、X線像で急速に骨萎縮が出現することがあり、
急性反射性骨萎縮(Sudeck骨萎縮)とよばれる
手関節部の外傷、骨折に続発することが多い(踵骨、Colles骨折)
自律神経障害をきたすこともあり、
温熱・運動療法や交感神経ブロックで血液循環をよくする
他合併症
上腕骨骨幹部骨折では橈骨神経麻痺を合併する
上腕骨外果骨折では偽関節・外反肘⇒尺骨神経麻痺
上腕骨顆上骨折ではフォルクマン拘縮・整復不良で内反肘
colles骨折では背側・橈側変形をきたす
モンテジア骨折では尺骨の骨間骨折と橈骨頭の脱臼
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骨折治癒遅延因子
血行状態が悪い時も治癒が悪い
(大腿骨頚部、脛骨中下1/3、手の舟状骨、距骨)
Sudeck骨萎縮
骨折や外傷後、X線像で急速に骨萎縮が出現することがあり、
急性反射性骨萎縮(Sudeck骨萎縮)とよばれる
手関節部の外傷、骨折に続発することが多い(踵骨、Colles骨折)
自律神経障害をきたすこともあり、
温熱・運動療法や交感神経ブロックで血液循環をよくする
他合併症
上腕骨骨幹部骨折では橈骨神経麻痺を合併する
上腕骨外果骨折では偽関節・外反肘⇒尺骨神経麻痺
上腕骨顆上骨折ではフォルクマン拘縮・整復不良で内反肘
colles骨折では背側・橈側変形をきたす
モンテジア骨折では尺骨の骨間骨折と橈骨頭の脱臼
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