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神経・運動器疾患総論

特発性骨壊死とは

成人にみられる。原因ははっきりしないが
骨への血流の遮断によって骨壊死が起きる。

※広義では骨端症を含む
骨端症
主として成長期におこる骨端症は
長管骨の骨端核(第二次骨核)、
短管骨の第一次核あるいは骨突起に発生する
阻血性骨壊死である

発育期の長管骨骨端や、短骨に発生し
発生には素因も関係するといわれるが
多くは微小な外傷の繰り返しで生じる。
X線所見では、不規則な硬化像、骨吸収像、骨端の変形を示す。


少年期脊椎後彎症(Scheurmann病:ショイエルマン病)

思春期に発生、主に胸椎部の椎体が楔状に変形し、
円背を呈する。中年の人の圧迫骨折とは違う。
(中年でもScheurmann病が発症することはある)
疲労しやすく背痛を訴える
10~13歳ぐらいの女子にやや多い


Kienbock:キーンベック病(月状骨軟化症)

橈骨が尺骨より長いことにより
月状骨に過剰に負担がいくと考えられている
手の月状骨の阻血性壊死であり成人男性に多い
(手を酷使する男性:大工さんなど)
手関節部の安静時痛、
背屈時痛と月状骨に一致した圧痛を認める
治療として橈骨短縮術、腱球挿入術
(Tendon boll:長掌筋腱)手根骨(近位)部分切除


Parthes病:ぺルテス病 

大腿骨頭核に発生した阻血性壊死。
阻血の原因は不明(外側骨端動脈の閉塞による)
4~10歳の男児に多く発症
多くは一側であるが、ときに両側に発症する(15?20%)
跛行を主として発見されることが多く、疼痛は軽度である。
運動痛が主で、股、大腿から膝にかけての痛みを訴える
外転(開排)と内旋の制限がみられ、
他の方向はほぼ正常である
好発年齢の男児が外傷の誘因もなく
大腿?膝部痛を訴えて外来受診した場合は必ず本症を疑う
Trendelenburg徴候は陽性で、鼠径部に圧痛がある
治療は免荷装具(外転と内旋の固定する装具)が原則。
骨頭の球形を保持し修復を待つ
診断で初期のX-pだとわかりにくいので、
出来ればMRI、骨シンチを撮る


Osgood-Schlatter病(オスグッド・シュラッター病) 

脛骨粗面の骨化障害であり、
思春期の男児に多い(走る人に多い)
脛骨粗面の膨隆と疼痛を訴える。
スポーツが誘因となることが多い

治療
安静(してもらえない)装具(あまり効かない)
リハビリ(ストレッチ、物療)
ステロイドホルモンの局所注射、骨穿孔術
20~30%は両側性である


Blount病

脛骨近位内側骨端の発育障害(骨化障害)で、
正しくは骨壊死疾患ではない
脛骨内反(O脚)を呈する
(少し成長すると凹んで見える)
1~3歳で発症するinfantile typeと、
8~13歳で発生するadolescent typeがある
隣接する骨幹端のくちばし様変形を呈する
膝の内反変形、内方動揺性、下腿の内旋がみられる


踵骨骨端症(Sever病)

踵の後方に疼痛が生じる。思春期の男子に多い
X線像で骨端核の硬化、分節化をみる
症状は自然に消失する
誘因なく踵部痛を訴える
アキレス腱の牽引力により発生する


Kohler病(第1Kohler病)
足舟状骨の骨端症
1?2年で治癒する
幼児に発生する(4歳?8歳の男児に好発)


Freiberg病(第2Kohler病)

第2中足骨頭に多い骨端症(次いで3・4指にも発生する)
思春期の女子に多い。稀に20代にも発症する
安静、足底番など保存療法が主。
進行した例では変形した骨頭を触れる
(骨頭の楔状骨切りが行われる。予後はあまり良くない)
関節裂隙が狭小化する

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